2007年02月22日

葬儀の種類

葬儀」、「告別式」
 
 本来、「葬儀」と「告別式」は別のものですが、現在では一つの流れの中で行われることの方が多いようです。「葬儀」は故人の魂を送るために行われる宗教的な儀式です。一方、「告別式」は、友人や知人が故人と最後のお別れをする社会的な式典です。また最近では、葬儀よりも「通夜」の方が会葬者が多くなるという逆転現象も増えてきています。

 一般の葬儀、告別式を行う場合にも、祭壇の飾りつけや流す音楽に工夫をしたり、ビデオや記念コーナーを設置するなどして、故人の個性を表現することはできます。

◆ 「自然葬」、「散骨」、「樹木葬」

 海や川、山、宇宙などに散骨を行って自然にかえすことを「自然葬」と呼びます。通常の葬儀を行ってから、遺骨の一部を、簡単な儀式と共に散骨することが多いようです。散骨は、扱いのある葬儀社を通して依頼することができます。葬儀の後で、直接散骨専門の業者に依頼することもできます。
 樹木の生い茂る森の中に、樹木を植えたりして埋葬することを「樹木葬」と呼びます。「樹木葬」が行えるのはあくまでも墓地として登録された場所です。「樹木葬」は葬儀というよりも遺骨を埋葬する墓地の種類です。

◆「生前葬」

 本人が生きているうちに行う葬儀です。まだ、珍しいですが、有名人などにこれを行う人が増えてきています。お世話になった人に自分で直接お別れを言うことができます。「生前葬」を人生の一区切りにして、新しい生活を送ろうと考える人もいます。無宗教の「お別れ会」の形式の場合と、宗教的な葬儀を行う場合があります。

◆市民葬・区民葬(自治体葬・規格葬)

 各種の自治体が、提供している低価格で簡素な葬儀です。しかし、一般に、福祉ではなく、補助金が出ているわけではありません。自治体自身が施行を行うところもありますが、大抵は提携する一般の葬儀社が施行します。亡くなった方か喪主が自治体に住んでいる場合に行えます。

◆「直葬」(葬儀をしない、火葬のみ)

 葬儀を行うことには法的な義務はありませんので、葬儀をしないことも可能です。葬儀をしない場合も、亡くなった場所からの搬送、納棺、安置、死亡診断書の提出と火葬埋葬許可書の取得、火葬が必要です。ですから、葬儀社への依頼が必要になり、費用もかかります。この場合、身内だけで火葬に臨みますが、火葬時に僧侶にお経をあげていただくこともできます。このような葬儀を「直葬」と呼ぶこともあります。この形を選ぶ人が増えてきています。

◆ 「無宗教葬」、「偲ぶ会(お別れ会)」、「ホテル葬」

 宗教者を招かずに、宗教色を抜いた自由な形で行う葬儀を総称して「無宗教葬」と呼びます。葬儀というよりも、告別式、追悼式というべき形式です。焼香の代わりに献花を行い、祭壇には花と遺影を飾り、音楽を流すことが多いようです。

 無宗教で行う告別式を一般に「偲ぶ会」、「お別れ会」、「友人葬」などと呼びます。「密葬」の後の「本葬」、「社葬」を「偲ぶ会」、「お別れ会」として行うこともあります。「偲ぶ会」、「お別れ会」はホテルやレストランで行うこともあります。ホテルで行う葬儀・告別式は、「ホテル葬」と呼びます。

◆ 「社葬」、「個人葬」

 会社の社長や会長などが亡くなった時や、社員が殉職した時などに、会社が主催して行うの葬儀が「社葬」です。これに対して、会社ではなく遺族が主催して行う一般的な葬儀が「個人葬」です。遺族と会社が合同で行う場合は「合同葬」と言います。また、葬儀は会社以外の団体が主催することもあります。これらは総称して「団体葬」と言います。

◆密葬と本葬
 「密葬」とは一般の人々に公開しないで近親者だけで営まれる葬儀のことです。一般の会葬者からの弔問を受けるのが告別式ですから、一般の人々には葬儀を案内しないで、告別式を行わない葬儀のことです。
 年末年始にかけて死亡したときは近親者だけで密葬をし、松が取れてから皆さんに案内して本葬をするというのがいまでもあります。農村部では農繁期に死亡したとき、仕事の忙しいときに葬儀の手伝いをお願いしては悪いと、とりあえず密葬にして、仕事に少しゆとりができた時に本葬をすることがあります。
 会社の経営者が死亡して社葬にするときは、多方面に案内したり運営の準備に時間が必要なため、死亡直後は近親者で密葬をし、1〜2ヵ月後に本葬として社葬をすることがあります。
 しかし最近では、本葬を行うことなく、近親者での密葬だけで終わりにする形態も少なくありません

◆お別れ会
無宗教葬の場合、「葬儀」とよばずに「お別れ(の)会」あるいは「偲ぶ会」とよぶことが一般的です。
しかし、一般に「お別れ会」方式とよばれるものは、死亡直後には近親者で密葬を行い、1〜2ヵ月後に本人の知人・友人に集まってもらいお別れ会を行うものです。密葬では本人や家族の宗旨に基づき宗教儀礼を行うことが多く、お別れ会では無宗教方式が多いようです。

◆無宗教葬
 葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。それは人の死という悲しい事態において、死者(の霊)を人知を超えたものに委ねる想い、死者(の霊)のあの世での幸せを祈る気持ちがあるからです。
 ところが最近、一部ではありますが無宗教の葬儀が行われるようになってきました。葬儀で言う「無宗教葬」とは「無信仰」とは異なります。特定の宗教宗派の方式にはよらない葬儀という意味です。
 特定の形式が決まっていないため、これを「自由葬」とよぶこともあります。
posted by まろん at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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